クラウドファンディングサービス「READYFOR」

優秀賞(SPRING賞)

クラウドファンディングサービス
「READYFOR」

READYFOR 株式会社(東京都)

教育や医療分野のプロジェクトをはじめ、資金集めが難しい地域の問題・社会課題に対して、ICTを活用して日本中の人々から効率的に支援金を募ることを可能にする起業家と支援者のマッチングサービス。日本でクラウドファンディング市場を確立したガリバー的存在。

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  • 現在までに支援者10万人以上、支援数3,260件と、社会貢献型ビジネスの起業家を支え続けている
  • 成功報酬型の事業モデルにすることで、READYFOR と起業家が共に目標達成に向かうため相乗効果を生み、ノウハウが蓄積され好循環をもたらしている

誰もがやりたいことを実現できる世の中に

企業理念として掲げる「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」の実現に向け、2011年3月に日本初・国内最大のクラウドファンディングサービス「READYFOR」をスタート。インターネットを活用し、不特定多数の人から資金を集めることを可能にした。
顧客のターゲットは、社会的な活動、クリエイティブな活動などで実現したい夢があるすべての方々。12歳の中学生から86歳の年配者まで、幅広い年代でクラウドファンディングにチャレンジし、資金調達に成功している。

ケニアの診療所の存続に向けたプロジェクト

資金調達を通して起業をサポート

資金力不足が理由で起業を断念するケースは多い。「資金がないことで、自分の夢を諦めないでほしい」「すべての人がやりたいことを実現できる世の中にしたい」。そのような思いがきっかけになり、「READYFOR」はサービスを立ち上げた。
個人、非営利団体、自治体、株式会社などを問わず、「実現したいことがある人」であればプロジェクトを開始できる。北海道から沖縄まで、全国各地でプロジェクトが立ち上がり、資金調達を行っている。

購入型・成功報酬型のクラウドファンディング

単なる寄付ではなく、「購入型・All or Nothing」のモデルを採用することで、「寄付文化がない、資金の支援をする文化がない」と言われる日本においてもクラウドファンディング市場を構築。
①「購入型」のクラウドファンディング
「一口一万円」などの少額の金額から資金を募り、資金支援者には「モノや権利」などをリターンとして返す仕組みをとっている。関心のないテーマでも、リターン目的で参加することにより「資金の支援をする」というハードルを下げた。
②All or Nothing(成功報酬型)
プロジェクト実行者は、プロジェクトに必要な「目標金額」を設定し、その目標金額以上の資金が集まった場合のみ、支援金を手に入れることができる。READYFORの手数料は、実行者のプロジェクトが目標金額に達成した場合のみ、集まった金額の17%を支払う成功報酬型のモデルをとっている。

「キュレーター」がプロジェクトをサポート

すべてのプロジェクトに対し、「キュレーター」と呼ぶ担当者が一人つく。アイデアの具現化からプロジェクトページの作成、目標金額やリターンの設定、広報活動のプランニングなどをバックアップし、資金調達を達成させるためのサポートを行っている。

「サービスディベロップメント部」がオペレーションを改善

サービス改善専任部隊「サービスディベロップメント部」を設置し、資金調達に対するオペレーション改善を実施。「プロジェクト応募→プロジェクト掲載」「プロジェクト掲載→資金調達の達成」の2つに重点を置き、ユーザーに向けての機能拡充を図っている。

支援者と実行者が循環するコミュニティ

プロジェクトを達成させた実行者と支援者を招待し、「READYFOR OF THE YEAR」というオフラインでのイベントを開催。実行者と支援者が循環するコミュニティを構築している。社会的なインパクトを生み出したプロジェクトに対しては表彰を行っている。

クラウドファンディングの新たな市場を構築

国内に「クラウドファンディング」という新たなマーケットを構築。資金調達にとどまらず、プロジェクトを成功へと導くためのノウハウも伝授している。
日本初・国内最大のクラウドファンディングサービスとして、支援者10万人以上、支援数3,260件(16億円)の実績を残している。

夢のチャレンジを支援

「READYFOR」では、3,000件以上の「夢への一歩」をサポートし、3年後には100人に1人が何かにチャレンジしている社会を目標に掲げている。チャレンジの一歩を踏み出せる未来に向け、海外展開も視野に入れながら、1万案件のソーシング、流通額50億をめざしている。
「READYFOR」を通して夢への一歩を踏み出す事業者が増えることで、サービス産業の活性化にもつながっている。

社会問題の解決に貢献

社会問題の解決に向けた公共性の高いプロジェクトが数多く含まれており、「地方創生」「医療」「国際協力」「女性支援」などにも貢献している。中でも、地域に関わるプロジェクトは約600件に及ぶ主要なカテゴリー。クラウドファンディングは、地方創生の1つの手段としても認知され、自治体、行政、銀行などと連携を取り始めている。

充実したサポートを提供するスタッフたち

組織データ

  • 事業者名

    READYFOR 株式会社

  • 本社所在地

    東京都文京区

  • 業種

    情報サービス

  • 従業員数

    38名

  • 創立年月日

    2014年7月

  • URL

    https://readyfor.jp

  • ※掲載されている情報は、2015年度応募時点のものです。

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協賛

受賞企業・団体(会社名五十音順)

  • 第4回総務大臣賞
    unerry

  • 第2回優秀賞
    オオクシ

  • 第4回地方創生大臣賞
    琴平バス

  • 第3回経済産業大臣賞
    徳武産業

  • 第3回地方創生大臣賞
    ハクブン

  • 第2回農林水産大臣賞
    ムジャキフーズ

  • 第2回経済産業大臣賞
    ヤクルト本社

幹事企業・団体

  • 公文教育研究会

  • JTB

  • 帝国ホテル

  • 野村総合研究所

  • ルネサンス

  • ロイヤル
    ホールディングス

後援・協力

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