優秀賞

世界初、顔見知りによる頼り合い子育て支援
プラットフォーム「子育てシェア」

株式会社AsMama(神奈川県)

安心できる顔見知り同士で、共通の謝礼ルールのもと気軽に頼り合える、世界初の共助型子育て支援プラットフォーム「子育てシェア」を展開、運営している。

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  • 利用者には子育てをしながら働きやすい環境づくりに貢献し、担い手には社会参画の機会を創出。システム運営費は協働企業のマーケティング費用により捻出し、利用者負担を軽減
  • 5万人が会員登録し、課題解決実績は累計1万5,000件以上。再利用意向は90% を超えている。子育て支援の選択肢を増やし、女性活躍推進にも寄与

育児も仕事も思い通り実現できる社会をめざす

ライフステージに関わらず、誰もが思い通り、理想通りに安心して「育児」や「仕事」、「なりたい自分」が叶えられる社会づくりと、地域が一体となって親や子どもの潜在能力や才能を開花させる環境づくりをめざし、2009年に創業。自治体や企業とタイアップしながら、全国各地で親子交流イベントを開催するほか、独自の認定共助サポーター「ママサポ」の育成にも取り組む。2013年に、友達や知り合いなど顔見知り同士で子育てを頼り合うサービス「子育てシェア」を開始。2018年8月には、登録会員累計5万7,000人を突破した。

母親が求めていたのは、場所ではなく“安心”

少子高齢化が進む中、結婚しない、子どもをつくらない理由は経済的な理由が多く、女性が働き続けられる環境整備は少子化対策、日本の経済成長にとっても喫緊の課題である。しかし、女性が出産、育児を機に退職してしまう理由は、単に保育園や幼稚園の数が足りないのではなく、“ 安心して” 子どもを預けられる場所がないから。そこで、「子育ての経験があり、親の気持ちを理解してくれる」など、母親がもっと安心して気軽に利用できるサービスを模索するようになり、「子育てシェア」 が誕生した。

気軽に利用できる料金設定

登録料、手数料不要。全支援者には最高5,000万円までの賠償責任保険が適用される。システム運営費が協働企業のマーケティング費用から捻出されるため、1時間500~700円を利用者間で直接支払う謝礼ルールを設定。気兼ねなく託児や送迎を依頼できる。

ネットワークが広がる機会が豊富

知り合いがいない人は、AsMama の認定共助サポーター(ママサポ)にコンタクトが可能。また、パートナー企業との協働プロジェクト(イベント)や、ママサポ主催の交流会に参加でき、知り合いづくりのきっかけが得られる。

AsMama 認定「ママサポ®」育成

託児やコミュニケーションの研修を受講した共助サポーターである「ママサポ」を全国に760名以上育成。子育てシェア登録後、利用方法がわからなかったり、頼れる顔見知りがいない場合は、ネット上でママサポと連絡を取り合うことや、地域交流会などで関係を深めることができる。

“人と人”、“人と企業”の2つの共助を実現

企業や団体と地域交流イベントを行う「地域交流事業」や、コミュニティ内での親睦や子育てシェア利活用促進に有効な情報提供を行う「コミュニティ創生事業」など、ママサポたちの集客力を活かして、子育てを支援したい企業と生活者が出会う機会を創出。

ICT活用で、コミュニケーション環境も安心

子育てをシェアし合うには、「友達申請」が必要なため、見知らぬ人とつながることや、登録した情報が一般公開されることはない。承認する側が申請する側の携帯電話の下4桁を入力しなければ、つながれない仕組みになっている。

4コママンガで活用事例をわかりやすく紹介

顧客満足度調査と継続的なサービス改善

顧客をA層(リピート)、B層(単発利用)、C層(未利用)にわけアンケートを実施し、ニーズの分析を行う。例えばA層の利用事例コンテンツとして4コマ漫画を制作し、B層、C層に対しては利用シーンを想起させ、実際の行動に促す。

女性の活躍支援と働く場の創出

子育てシェアは託児ニーズの受け皿の一翼を担うほか、ママサポの女性たちは子育て経験を活かして無理なく社会参画の一歩を踏み出せる(2015年423名、2016年527名、2017年619名、2018年8月現在760名超と順調に増加)。

「地域で子どもを育てる」という文化の醸成

子どもを他人に預けることに罪悪感を抱く母親は多い。しかし、普段から親交のある人同士で預け合えば、子どもは安心し、母親も気兼ねなく預け、働くことができる。

地域活性と自律型コミュニティを創出

自治体との協定締結によって、子育てシェアの登録者を増やすと同時にママサポの応募者をつなぐ。さらに企業との協業が実現することで、ママサポは活動奨励金が受け取れる機会が生まれるほか、情報源も増え、暮らしを豊かにすることにもつながる。自治体、企業との協働があることで、地域活性と自立自走可能な自律型コミュニティを創出している。

全社員が「完全リモート」働き方改革

AsMama の全社員が、リモートワークで事業を運営。全国に先駆けて子連れワークを実践するなど、場所や時間、環境にしばられない柔軟な働き方を提供している。地域共助の社会インフラ構築のために、横浜という拠点に縛られることなくビジョンに共感してくれる全国の人たちとタッグを組み、各地域における活動を広げるため、あらゆる働き方を実現。

組織データ

  • 事業者名

    株式会社AsMama

  • 本社所在地

    神奈川県横浜市

  • 業種

    情報関連(子育て支援)

  • 従業員数

    24名

  • 創立年月日

    2009年

  • URL

    http://www.asmama.co.jp

  • ※掲載されている情報は、2018年9月現在のものです。

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協賛

受賞企業・団体(会社名五十音順)

  • 第4回総務大臣賞
    unerry

  • 第2回優秀賞
    オオクシ

  • 第4回地方創生大臣賞
    琴平バス

  • 第3回経済産業大臣賞
    徳武産業

  • 第3回地方創生大臣賞
    ハクブン

  • 第2回農林水産大臣賞
    ムジャキフーズ

  • 第2回経済産業大臣賞
    ヤクルト本社

幹事企業・団体

  • 公文教育研究会

  • JTB

  • 帝国ホテル

  • 野村総合研究所

  • ルネサンス

  • ロイヤル
    ホールディングス

後援・協力

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