地方創生大臣賞

日本一の星空 長野県阿智村
「天空の楽園 ナイトツアー」

スタービレッジ阿智誘客促進協議会(長野県)

人口約6,500人の阿智村で、「満天の星」をテーマにしたロマンチック体験を提供するサービスを展開。「星の観察に適していた場所 日本一」に選ばれた実績を「日本一の星空」として地域観光に活かす。民間主導でスキー場山頂での「感動体験ができる星空ツアー」を核にした観光イベントを通年で提供している。

事例のPDFをダウンロード
  • 解説型の天体観測でなく、ゴンドラ乗車前から山頂での星空観賞・エンターテイメントまで、参加者が徹底的に感動体験を味わえるサービスを提供。
  • 首都圏・大都市から、村の人口の25倍に相当する年間16万人もの観光客を呼び込んでおり、そのうち10~20代の若者が4割を占める。
  • 星をテーマに他に例のない様々な観光資源開発を行い、山頂だけではなく村全体が「日本一の星の村」として盛り上がり、村外のパートナーとの連携も活発に行い、地域の雇用増や交流人口増を実現。

夜間にゴンドラを運行し、星空ナイトツアーを提供

2012年より、長野県南部の阿智村内にあるスキー場を舞台とし、夜間にゴンドラを運行して標高1,400mの山頂まで星空遊覧を楽しめる星空ナイトツアーを開始。
ナイトツアーをはじめとする星空関連事業は、スタービレッジ阿智誘客促進協議会、阿智☆昼神観光局(観光振興組織)、ジェイ・マウンテンズ・セントラル(スキー場運営)、これら3組織が連携して運営している。

「星の観察に適していた場所」の全国第1位

阿智村の人口は約6,500人。温泉を主な観光資源として栄えた歴史を持っていたが、団体客の減少等により観光需要が鈍化。そのような環境下、村の活性化につながる新たな「旅の目的」を検討していた2006年、環境省が実施した全国星空継続観察で「星の観察に適していた場所」の第1位に選出される。

スキー場スタッフの話からサービスのヒントを得る

20代、30代が行ってみたいと思う価値のある村にするための方策を模索する中で、営業後に密かに星空を楽しんでいたスキー場スタッフの話がヒントとなり、「満天の星」をテーマにしたロマンチックな体験を提供するアイデアが浮上。2012年、民間主導で「スタービレッジ阿智誘客促進協議会」を設立。

星空を楽しむエンターテイメントを提供

日本一の星空を活用し、「星座ガイド」「音楽や映像のエンターテイメント」「リクライニングチェアやソファーに座ってゆっくり星空を眺望」など、日本一の星空の楽しみ方が選べるエンターテイメントを提供。
雨天・曇天であっても楽しめるよう、ライティングやプロジェクション・マッピング(立体映像・音響)、神話を題材とした映像、星空にまつわる音楽等も提供するなどの工夫をこらす。「日本一の星空」は商標登録済である。

参加者数を管理し、通年でイベントを開催

夏だけではなく通年でイベントを開催しているが、2019年以降、イベントチケットは全て事前予約制とし、適正参加者数(年間で上限17万人)を管理。料金は、需要に応じて価格を変動(ダイナミックプライシング)させている。

村人口の約25倍の観光客を創出

ナイトツアー参加者は、開始初年(2012年)は6,535人。2018年には年間140,018人に達する。星空関連事業全体でみると年間16万人以上が来場する。
20代、30代の若者をターゲットとしているが、2016年の予約者のうち4割は10代、20代であり、新たな年代層の誘客に成功している。

地域創生を一体的に展開

ナイトツアー等の顧客の半数(約8万人)が地元の昼神温泉に宿泊。夜のイベント時間に合わせた食事の提供、イベント会場までの送迎バスの運行、星空ナイトツアーと一体になった宿泊プランの開発等、温泉宿泊施設とも連携した地域創生活動が展開されている。

マーケティングパートナーとの戦略的連携

マーケティングパートナー(村外の企業約50社)とともに、村にも企業にもメリットとなる様々な施策を積極的に展開。観光局のスタッフは頻繁に担当を異動することで観光に関わる様々な場面を経験する。特に、観光振興組織である阿智☆昼神観光局が運営する複合飲食空間「ACHI BASE」のバーカウンターに立つことで、顧客の感想を直接聞く機会を創出し、新たなサービスの発見の機会にしている。

1年を通じて集客可能なサービスモデルを構築

通年でのイベント開催により年間を通した集客が可能となる。それにより、20代の若者の地元定着にも貢献。阿智☆昼神観光局だけで約20名を雇用。

星をデザインした阿智村の婚姻届

地元村民の自信と誇りを生み、自発的活動を促進

外部からの評価を広く得ることにより、村の人々が自信と誇りを持てるようになってきている。星をデザインした婚姻届、光るナンバープレート、蓄光石を埋め込んだ「星の道」など、村民や役場職員から出された数々のアイデアが実現されている。

組織データ

  • 事業者名

    スタービレッジ阿智誘客促進協議会

  • 本社所在地

    長野県

  • 業種

    観光・旅行

  • 従業員数

    59名

  • 創立年月日

    2012年

  • URL

    http://info.sva.jp/

※掲載写真は本賞に関係のない使用目的での2次利用を固く禁じます

top

協賛

受賞企業・団体(会社名五十音順)

  • 第4回総務大臣賞
    unerry

  • 第2回優秀賞
    オオクシ

  • 第4回地方創生大臣賞
    琴平バス

  • 第3回経済産業大臣賞
    徳武産業

  • 第3回地方創生大臣賞
    ハクブン

  • 第2回農林水産大臣賞
    ムジャキフーズ

  • 第2回経済産業大臣賞
    ヤクルト本社

幹事企業・団体

  • 公文教育研究会

  • JTB

  • 帝国ホテル

  • 野村総合研究所

  • ルネサンス

  • ロイヤル
    ホールディングス

後援・協力

©サービス産業生産性協議会(SPRING)