優秀賞

16万頭のペットが里親と出会った場所
里親募集サイト「ペットのおうち」

株式会社Easy Communications(東京都)

日本最大のペットの里親募集Webサイト。年間20万頭を超える犬や猫が殺処分される状況を憂慮しサービスを開始。ペットの飼育が困難になった飼い主や動物の保護活動者が里親募集を掲載。里親を希望する人がサイト上で応募。掲載者(飼い主など)が複数の里親希望者の中から適切な人を選び、安心して譲渡できる仕組みとしている。

事例のPDFをダウンロード
  • 全国の情報を一元管理するプラットフォームとして、全都道府県において里親募集の活動を展開。サービス開始から9年間で累計16万頭のペットに里親を見つけている。
  • 様々な技術やルールを導入、改善し、会員との価値共創によって、プラットフォームの安全性・信頼性を向上。会員間の相互評価によって、不審な会員は選ばれなくなる仕組みも確立している。
  • 一頭でも多くのペットの命を守るために、中立的な立場からサイトを運用し、営利活動そのものが社会貢献に直接的に寄与するビジネスモデルを構築している。

ペットの里親募集サイトを運営

Webサイト構築・運営プロジェクトのプロデュースと、自社運営サイトによる広告代理業を手掛ける。
自社サイトの中で、ペットの飼い主や動物の保護活動者(自治体・法人・動物愛護団体・個人)とペットの飼育希望者を結びつけるマッチングサービスを提供。ペットの里親募集サイトである「ペットのおうち」を運営。月間利用者数は、100万人を超える。ビジネスとして安定した運用を実現している。最近では有料のスマホアプリも導入。

ペットの殺処分を減らしたい

2011年当時、年間20万頭を超える犬猫が殺処分されている状況を憂慮。その原因が里親募集の仕組みの乏しさと脆弱さにあると考え、新たなプラットフォームサービスを構想する。
当時は、地方自治体や動物愛護団体の里親募集では「犬3頭・猫4頭」などの文字情報だけが掲載されており、ペットの状態がわからない状況であった。そこで、全国でどのような経緯で里親が募集(種類や性格、年齢や性別、健康状態など)されているかを、一目で把握・検索できるサービス「ペットのおうち」を開始する。

自社開発ツールにより、マッチングを効率化

ペットの飼育が困難になってしまった飼い主や、動物を保護している保護活動者(自治体など)が里親募集を掲載。里親希望者がサイト上で応募し、掲載者(飼い主や動物の保護活動者)が複数の里親希望者の中から適切な人を選び、安全に譲渡することができるウェブサイトを構築。

里親募集に対する里親希望の応募倍率は約5倍

飼い主等(掲載者)からの里親募集の投稿は、1日300~400件程度。それに対する里親希望の応募倍率は平均約5倍。特に人気のペットには里親希望の応募が100件以上集まることもある。

9年間で16万頭のペットに里親を見つける

登録会員数(掲載者、里親希望者)は72万人(2020年12月現在)。会員は、一般会員、保護活動者(非法人の団体及び個人)、保護活動者(NPOや社団などの法人)の3種類。一般会員の男女比率は3:7。保護活動者としての会員の登録は2,854団体。これまでの9年間で16万頭のペットに里親を見つけている。

全てはペットの命を守ることが第一

ペット市場には、様々な理由でペットを手放す飼い主や、生体販売を行う企業、ブリーダー、ペットフード会社、動物保護団体、保健所など、多様な立場のステークホルダーが存在する。それぞれ、意見や思想が対立することも多い。
ペットのおうちでは、どんな事情であれ、ペットの命を守ることを第一に考え、中立的な立場を保ちながらサイトを運営することを心掛けている。

会員間の共創による安心安全なサイト運営

会員間の評価制度、他の会員のサイト利用履歴の閲覧、里親応募時のアンケート様式、応募から譲渡に到るまでの当事者同士のやりとりを記録するメッセージ機能など、多様なシステム開発によって安全性を確保する。
会員の相互評価システムによる実績と評価に基づき、懸念のあるユーザーは里親に選ばれない運営を実現している。

詳細な譲渡ルールを確立

最新のデータ分析ツールを活用し、トラブルになりそうな案件は、自動的に管理者に通知。また、譲渡誓約書の取り交わしや手渡しの義務など、詳細なルールを確立。このような仕組みは他の同様なサービスのモデルとなっている。

トラブルを防ぐエコシステムを確立

様々な技術やルールの導入・改善に加えて、会員との共創によって、プラットフォームの安全性と信頼性を向上。サイトを監視する善意の会員の積極的な協力により、いち早くトラブルを防ぐエコシステムが確立されており、少人数のスタッフでの運用が可能となっている。

営利活動そのものが社会貢献に寄与

一般的に大手企業などでは、普段の経済活動とは別にCSR活動として社会貢献活動に取り組む。しかしペットのおうちでは、営利活動そのものが社会貢献に直接的に寄与するビジネスモデルを構築している。これにより、大手企業のCSR活動に匹敵する価値ある社会貢献を実現している。

ペットのおうちの仕組み

ペットの命を守るプラットフォーム

ペットの譲渡はこれまで、地域ごと個別に行われることが多かった。そのため、譲渡件数は限られ、情報が目に付く機会も少なかった。ペットのおうちは、Web上の情報プラットフォームとして、最初から全国の情報を一元管理することで、多くの飼い主や里親希望者が参加するプラットフォームを実現している。今後、全国の保健所や動物保護団体などが参加することで、さらにペットの命を守ることができるようになると期待される。

組織データ

  • 事業者名

    株式会社Easy Communications

  • 本社所在地

    東京都

  • 業種

    情報関連サービス

  • 従業員数

    5名

  • 創立年月日

    2007年

  • URL

    https://www.pet-home.jp/

※掲載写真は本賞に関係のない使用目的での2次利用を固く禁じます

top

協賛

受賞企業・団体(会社名五十音順)

  • 第4回総務大臣賞
    unerry

  • 第2回優秀賞
    オオクシ

  • 第4回地方創生大臣賞
    琴平バス

  • 第3回経済産業大臣賞
    徳武産業

  • 第3回地方創生大臣賞
    ハクブン

  • 第2回農林水産大臣賞
    ムジャキフーズ

  • 第2回経済産業大臣賞
    ヤクルト本社

幹事企業・団体

  • 公文教育研究会

  • JTB

  • 帝国ホテル

  • 野村総合研究所

  • ルネサンス

  • ロイヤル
    ホールディングス

後援・協力

©サービス産業生産性協議会(SPRING)