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総務大臣賞
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IoTの「つなぐ」を簡単に IoTプラットフォーム「SORACOM」
株式会社ソラコム(東京都)
IoTプラットフォーム「SORACOM」は、パブリッククラウド上に構築した独自のモバイルコア(通信管理システム)で200以上の国や地域とつながる通信システムを提供。顧客が求める機能に合わせてアプリケーション、デバイス、クラウドサービスをレゴブロックのように組み合わせる仕組みで、「専門技術の集合体」であるIoTシステムを、簡易に導入・活用できるようにし、顧客の課題解決、業務効率化に貢献している
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- 利用しやすさの追求で「テクノロジーの民主化」を目指す:IoTシステムの開発・運用に必要な機能を、誰もが使いやすい形で提供するという価値を追求した独自の仕組みで、顧客企業ごとの利用価値を共創している。
- ユーザーとともに成長するプラットフォーム:ユーザーからのフィードバックを受け、9年間で400回以上の機能・サービスのアップデートを実施。IoTシステム開発・運用で共通の機能をプラットフォームに実装し、ユーザーとともにプラットフォームを進化させている。
- IoTの導入で社会課題を解決:IoTプラットフォームに技術者が集まり、様々な社会課題の解決に貢献。次世代の社会インフラとして、グローバルでの発展可能性を示している。
事業者概要
「IoTの「つなぐ」を簡単に」がミッション
各種機器より得られるIoTデータの活用に向けたデバイス*1、通信、クラウド*2を統合するプラットフォーム「SORACOM」を運営。2015年よりサービス提供を開始。現在、日本、米国、英国を拠点にサービスを展開。海外売上は4割。2024年3月、東証グロース市場に上場。
*1 デバイス:センサーやカメラなどのデータの収集・送信機器
*2 クラウド:インターネット経由でデータの処理や管理を行う計算リソース
*2 クラウド:インターネット経由でデータの処理や管理を行う計算リソース
サービス誕生の背景・経緯
150兆円規模のグローバル市場に挑む
Amazon Web Services(AWS)でクラウド活用を支援していた同社代表が、ユーザーから「デバイスのデータもクラウドで収集し、活用できないか」と問われ、同僚とのディスカッションの中から着想したことがサービス誕生のきっかけ。現在、SORACOMのエコシステムに入る1,000社のパートナー企業とともに、150兆円規模とされるグローバル市場に挑む。
IoT活用のハードルの高さが障壁
IoTデータの活用にあたっては、通信インフラの新規構築、その運用管理の繁雑さ、コスト負担が障壁であった。多様なデバイスや用途に柔軟に対応できる通信システムが求められていた。
サービスの概要と特徴
IoT活用に必要なインフラをワンストップで提供
SORACOMでは、世界200以上の国・地域で利用可能なSIM*3を用いて、簡便にIoTデータをクラウドに送り込む通信環境を提供。SORACOMでの契約のみで国内の3大キャリアも含め世界中の500以上のキャリアネットワークの利用がワンストップで可能。
回線管理、データ転送、クラウド連携などの各種機能をレゴブロックのように組み合わせ、システム化できるため、短期間でのシステム開発が可能。1回線からの利用も可能。利用量に応じた柔軟な料金体系や、数台から数十万台までスケールできる拡張性を備える。大規模展開時には、その導入を支援するなど成長段階に応じたサービス体系としている。
回線管理、データ転送、クラウド連携などの各種機能をレゴブロックのように組み合わせ、システム化できるため、短期間でのシステム開発が可能。1回線からの利用も可能。利用量に応じた柔軟な料金体系や、数台から数十万台までスケールできる拡張性を備える。大規模展開時には、その導入を支援するなど成長段階に応じたサービス体系としている。
*3 SIM:Subscriber Identity Module、通信ネットワークへ接続するために必要な加入者識別情報を記録したICカード/チップ
顧客に寄り添う段階的な成長支援
利用例の1つとして、LPガスの既存のメーターにIoTデバイス装着し、検針をオンライン化し、検針業務をゼロにしたケースがある。得られるデータを活用しLPガスの配送も最適化し、配送回数を半減させる。
多様な活用方法を「実践ガイドブック」「IoT DIYレシピ」「SORACOM IoT 導入相談会」等を通じて紹介。300社以上の採用事例や100以上の事例インタビューを公開している。
多様な活用方法を「実践ガイドブック」「IoT DIYレシピ」「SORACOM IoT 導入相談会」等を通じて紹介。300社以上の採用事例や100以上の事例インタビューを公開している。
コミュニティでの学び合いの場も生成
パートナー同士が学び合えるコミュニティも運営。SORACOMを活用できるパートナーデバイスは200種以上。利用例の1つである物流会社による見守りサービスは、パートナー同士の共創によるもの。

IoTの活用イメージ。別居する家族の見守りサービスに活用されている。照明のスイッチを押せば、家族のスマホに通知される
社会インフラとしての活用への道筋を示す
IoTとAIを組み合わせた新たなサービスの開発など、社会インフラとしての活用の道筋を提示している。IoTを活用した人手不足解消や業務効率化、地域課題解決、社会インフラ化など、多様な社会課題解決に貢献している。
SORACOM IoT DIY レシピの一例:Raspberry Pi(シングルボードコンピュータ) *4 を使用した、近づくと自動応答する店番ロボットの試作例。顧客が近づくと音声で案内する。応答した実績をチャット等で共有する。レゴブロックのように機器を組み合わせて製作できる*4 手のひらサイズの、小さな1枚(シングル)のプリント基板(ボード)に、コンピュータとして必要な機能や要素を実装したもの
LINEに通知が届くIoT箱罠。鳥獣等の捕獲向けの導入例。箱罠のゲートが落ちると、自身のスマホ等に通知される(SORACOM IoT DIY レシピより)組織データ
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組織名
株式会社ソラコム
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創立年月日
2014年
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業種
情報通信、業務支援サービス
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本社所在地
東京都 港区
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従業員数
175名
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