受賞サービス
優秀賞
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お手伝いと旅を掛け合わせた人材マッチングサイト「おてつたび」
株式会社おてつたび(東京都)
「お手伝い(短期アルバイト)×旅」の発想で、季節的・短期的な人手不足に悩む地域の事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をマッチングするサービス。地域事業者の求人掲載は無料で、マッチング成立時のみ手数料が発生する。旅行者は、人手不足の地域で仕事を手伝うことで、報酬と宿泊場所が提供される。有名な観光地でなくても全国各地から人材を募集することができ、平均で募集人数の200%以上の申込率を誇る。
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- 「お手伝い×旅」で地域課題を解決する革新的な価値提案:時給では都市部や観光地に劣る「注目されにくかった地域」でも、「地域貢献意欲の高い人材」が集まり、人手不足の解消と、地域への新たな人の流れや交流を生む革新的なプラットフォームサービスである。
- 自治体や業界団体等との連携で価値共創を加速:自治体や業界団体と連携した受入先拡大、参加者同士の交流促進、鉄道会社との連携、大学との観光人材育成など、多様な連携で価値共創を加速し拡大させている。
- 観光地でなくても全国から人が集まるモデル:「お手伝い×旅」という新たな発想で、地域への貢献意欲の高い旅行者が地域を訪れ、人手不足の解消と地域の関係人口を創出、地域の活性化に貢献している。
事業者概要
観光名所がない地域にも人を集まる
短期アルバイト(お手伝い)、旅をしたい人、地域(著名な観光地だけに限らない)、これらのマッチングサービス「おてつたび」を運営。「おてつたび」は、お手伝いと旅を掛け合わせた造語。観光地でなくても人が訪れ、お手伝いを通して地域とのつながりを生み出すサービスを展開。
サービス誕生の背景・経緯
「お手伝い」という「旅の目的」を創出
創業者が脱サラして日本各地を訪れた際、どこも人手不足が深刻であった。そこで仕事を手伝ったところ、交流が生まれ、地域の魅力を知ることを経験する。この経験から「お手伝い」という新しい「旅の目的」を作ることを発想。
2019年1月にサービス開始。第1号の長野県山ノ内町では、おてつたび終了後、参加した学生自らが地域の古民家改修プログラムを立ち上げる姿があり、当サービスの価値を確信する。
2019年1月にサービス開始。第1号の長野県山ノ内町では、おてつたび終了後、参加した学生自らが地域の古民家改修プログラムを立ち上げる姿があり、当サービスの価値を確信する。
サービスの概要と特徴
新たな旅の形として注目を集める
年間約200回もメディアに取り上げられ、新たな旅の形として注目される。おてつたびがきっかけとなり、地域の特産品の定期購入、旅行客として再訪、地域のふるさと納税の利用、地域おこしへの参画など、そのリピート利用に留まらない波及効果を生み出している。なお、現地までの交通費は自己負担。
お手伝い先は、第一次産業と宿泊業が8割
募集事業者は、全国で2,300以上。利用回数は、平均6.7回。80~90%の事業者が3回以上の利用。事業としての成立基準は、3回以上の受け入れがあること。自治体や地域の業界団体等と連携し、募集事業者の拡大を進めている。
若者に加えて、シニア層も注目
登録ユーザーは96,000人。ユーザーの47%が10~20代のZ世代、29%がアクティブシニア、他は企業人や移住者。収入よりも「地域への貢献意欲」が高いユーザーが全国から集まる。ユーザーのリピート率は94%。地方や離島でも募集人数の2倍以上の申込。どんな地域でも働き手が集まる。
地域への貢献意欲の高い働き手が全国から集まる
ユーザーと受入事業者が相互に評価レビューを公開する仕組みにより、「地域への貢献意欲の高い利用者」と「地域らしい仕事」が集まる場が生成されている。
自治体や企業等とコラボレーション
波及的な取り組みも進める。➊地域全体での同時期の受け入れによるユーザー同士の交流機会の創出、➋鉄道会社と連携してポイントを付与し、過疎地への人流を促進する、➌研修の一環として閑散期にある企業の従業員が他社におてつたびに出る、➍大学の授業に組み込んで観光人材を育成する、これらなどサービス領域の拡大を進めている。
おてつたびの仕組み
宿泊業、農業以外にも多様な業務がある。物産館での案内業務では、マンガでのまちづくりを展開する地域で働くこともできる
募集時の掲載例。期待とのギャップが生じないように募集別に環境・雰囲気を掲載している
参加者が集えるオンライン コミュニティを運営している。実際に行った人の体験談などが聞ける組織データ
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組織名
株式会社おてつたび
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創立年月日
2018年
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業種
観光・宿泊、業務支援サービス
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本社所在地
東京都 品川区
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従業員数
20名
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