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国土交通大臣賞
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山を歩きたくなる!登山アプリ「YAMAP」共助の仕組み
株式会社ヤマップ(福岡県)
電波の届かない山中でもスマートフォンで現在地がわかる登山アプリ。国内最大級の登山者ビッグデータを活用し、山岳遭難発生時の迅速な救助にも貢献。基本機能は無料で使用でき、利用頻度の高いユーザーには高度な機能が使えるサブスク型の有料プランを展開。2024年に損害保険分野へ進出、日本国内の流域がわかる「流域地図」を開発するなど、様々なサービスを展開。山を歩く人が増えるほど、山や地域が豊かになる山のインフラサービスを目指す。
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- 登山者ビッグデータを活用した共助プラットフォーム:ユーザーの声や社内登山制度によって常に進化する「YAMAP」アプリに蓄積されたデータを活用し、いざという時の「共助」の仕組みを実現している。
- 登山者間の価値共創:「YAMAP」アプリでは山が好きな登山者たちの善意にあふれ、山の絶景ポイントなどの魅力を伝えあい登山者間の価値共創を促進。よりよい登山体験を生み出すことに貢献している。
- 世界へとスケールできる高い潜在力:好きなこと、そして善意にもとづき、体験価値を高めあう、日本的な価値共創モデル。いざという時の共助にも貢献し、このモデルが世界中に広まって欲しいと思わせる、高い潜在力と魅力を有している。
事業者概要
登山・アウトドア分野に特化
山歩き支援サービスなど登山・アウトドア分野に特化したICTサービスを展開。電波が届かない山岳地帯での登山時にもGPSで位置がわかる地図・軌跡アプリを提供。登山・アウトドアグッズの販売に加え、登山者ビッグデータを活用した登山者向けの保険も販売。
サービス誕生の背景・経緯
自然を対象としたサービスに着目
創業者は、アラスカ大学留学時、大自然の風景とそこで生き残るために最新鋭の銃やGPSなどを使って猟をするイヌイットの生活を目の当たりにし、自然を対象としたサービスを考えるに至る。趣味の登山時にGPSを使ったサービスを着想。登山後の友人との会話の中で「ヤマップ」という直感的でわかりやすい名称を得る。その後、アプリのプロトタイプを開発し、2013年3月にアプリを先行リリース。同年7月に創業。VCや個人投資家の応援のもとでサービスを洗練させ、成長してきている。
安全な登山の仕組みの構築を目指す
紙地図や携帯電話だけでは山中での位置把握や緊急時の連絡が困難であり、デジタル技術を活用した新たな仕組みが求められていた。また、個人の努力の範囲を超えた、登山者同士や地域社会が支え合う共助の仕組みが期待されていた。
サービスの概要と特徴
山岳地帯でも現在地がわかる登山アプリ
携帯電話の電波圏外でも現在地把握やルート確認ができる登山アプリ。スマートフォンのGPSとオフライン地図を活用する。従来の登山地図や通信手段の限界を超える。基本機能の使用は無料。利用の多いユーザーには、サブスク型の有料プランとして、地図の無制限使用やルート外れの警告機能などを提供。
ユーザーが増えるほどサービスの価値が高まる仕組み
ユーザーが「ここは右に行く」「絶景ポイント」などを地図に直接コメントが可能。評価システムを採用し、役に立ったコメントを残すことでアプリの質を担保。ユーザーが増えれば増えるほど、サービスの価値が高まる仕組みと仕掛けを作り込んでいる。
山岳遭難者の早期発見や遭難事故防止に貢献
4,000万件以上の登山者行動データを蓄積し活用。危険な場所や迂回ルートの情報も、ユーザーによって蓄積される。滑落や遭難などの緊急時に即座の情報提供・共有が可能。
安心・安全な登山の普及に貢献
登山者・地域社会・関係機関(自治体、警察、山岳団体、保険会社など)をつなぐプラットフォームを構築。登山者の安全確保と共助の仕組みづくりを事業の柱とし、社会的な課題解決型のサービス開発に注力している。テクノロジーと登山者コミュニティの力で登山の安全と自然体験の価値向上を目指している。
ヤマップが提供する安全登山サポート機能
ユーザーによる活動データの登録例
ヤマップが提供する思い出や記録の支援機能組織データ
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組織名
株式会社ヤマップ
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創立年月日
2013年
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業種
観光・宿泊、生活関連サービス
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本社所在地
福岡県 福岡市
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従業員数
90名
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