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農林水産大臣賞
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花とみどりの流通DXを加速させるオープンプラットフォーム
豊明花き株式会社(愛知県)
注文・相対、オークション機能を有する独自のEC取引システムを全国の卸売市場と連携するとともに、一般の生花店等にもオープン化。業界の生産性向上と自立的な商取引を実現している。さらに、植物に特化した消費者のコミュニティアプリ「GreenSnap」(ユーザー340万人)と共同で植物のビッグデータプロジェクトを立ち上げ。生産者や販売業者が消費者とともに花とみどりに関する情報交換を行うコミュニティの形成を目指している。
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- オープンプラットフォームを構築し、業界の生産性向上と自立的な商取引の実現を提案:業界の生産性向上を目的に開発したEC取引システムを連携する卸売市場にオープン化し「ミライノミドリ」としてサービス展開。競売ではなく生産者が直接販売価格を決めて商品を出品・提案する自立的な商取引を促進している。
- 販売データとビッグデータを活用し生産者をサポート:取引データと消費者のデータの相関を分析し、生産者に向けてトレンドを捉えて提案。ニーズのある商品の計画的な生産、安定した価格での供給を可能とした。
- DXを活用した業界のインフラ再構築:公設市場に依存していた花き業界の商取引慣習の革新と業界活性化を進めるサービスであり、DXを活用した業界のインフラ再構築が期待される。
事業者概要
花きの卸売を手掛ける
花きの地方卸売市場も運営する卸売事業者。鉢物に強みを持つ。鉢物も含めた園芸用植物では国内流通額のうち同社グループが26%を占め、日本最大の流通規模を誇る(2022年推計)。輸出にも対応。
伝統的な競りと最先端のICTを融合。鉢物・切花のEC取引システム「イロドリ*ミドリ」を運営。「世界が今以上に緑であふれ、それぞれのライフスタイルにぴったりの植物で人生を彩り続けることができる世界。」を目指す。
伝統的な競りと最先端のICTを融合。鉢物・切花のEC取引システム「イロドリ*ミドリ」を運営。「世界が今以上に緑であふれ、それぞれのライフスタイルにぴったりの植物で人生を彩り続けることができる世界。」を目指す。
サービス誕生の背景・経緯
消費者を巻き込んだ商品開発を志向
花き業界はアナログでのやり取りが多く、事務処理や情報伝達に手間がかかる状況にあり、DX化が期待されていた。また、卸売市場経由の流通は「卸売市場に商品を搬入してから取引をする」ことを原則とするため、消費者の嗜好を反映した取引が進まない状況であった。そこで、「イロドリ*ミドリ」をオープン化し、全国の生産者と販売店(生花店・園芸店)とをオンラインで直接つなぐプラットフォーム「ミライノミドリ」をリリース。消費者の嗜好を反映するとともに、消費者を巻き込んだ商品開発を進める事業モデルへの転換を進めてきている。
サービスの概要と特徴
生産者主導の商取引を可能とする
「ミライノミドリ」では、「イロドリ*ミドリ」が持つ諸機能を全国の卸売市場に開放。生産者自らが価格を決めて全国の卸売市場に商品を出品・提案できる設計とし、市場での競売を経ずに販売店から受注する注文取引の拡大を可能とする。
生産者が出荷する市場ごとに行っていた作業を一元化
「ミライノミドリ」と「イロドリ*ミドリ」のデータ連携により、受発注や在庫情報を一元化。生産者はこれまで市場ごとに行っていた受発注作業や在庫管理の一括管理が可能となる。高齢の生産者には手厚くサポート。
消費者の嗜好を観察できるコミュニティを生成
「植物のある空間」の写真共有アプリ「GreenSnap」と連携し、GreenSnap社と共同で植物のビッグデータを活用するプロジェクト「PlantsDATA(プランツデータ)」を開始。生産者、販売店、購入者が花とみどりに関する情報を交換するコミュニティの生成を目指す。これまでブラックボックスであった植物購入後の消費者の満足度や栽培環境等を投稿データやモニター調査で把握し、商品改良につなげている。
「イロドリ*ミドリ」と「ミライノミドリ」を活用した取引の流れ。生産者が「イロドリ*ミドリ」で提案した商品を「ミライノミドリ」を通して全国の卸売市場で販売
「ミライノミドリ」の利用メリット
「ミライノミドリ」でのシステム連携の仕組み
消費者の視点を取り入れて開発した独自ブランド「三ツ星品質」の商品例組織データ
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組織名
豊明花き株式会社
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創立年月日
1959年
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業種
卸売、農林水産、業務支援サービス
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本社所在地
愛知県 豊明市
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従業員数
99名
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