第3回 受賞サービス
地方創生大臣賞
- サービス名
- 人も本業も地域も伸ばす
300を超える交流型地域活動
- 事業者名
- 大里綜合管理株式会社(千葉県)
- 業種
- 不動産
- 従業員数
- 22人(非正規含、発表時点)
- サービスの概要
- 本業の不動産業に加えて、全就業時間の4割を使って300種類を超える「ナノビジネス」等の地域活動を実施。地域の困りごと等を住民や行政と一緒に解決している。不動産を土地という「モノ」としての側面だけで捉えるのではなく、「暮らしの場」として有機的に捉え、地域活動を通して地域の価値を高めるサービスを提供。「誰の仕事か決まってない。すぐに成果に結びつかない。でも大切なこと」を民間事業者の立場から取り組んでいる。
- 特に評価されたポイント
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- ①一つひとつの地域活動「ナノビジネス」は粗利黒字を確保。社員育成の場であると同時に、住民の信頼獲得と本業の潜在顧客づくりにつなげる。企業の短期・長期の利益と、地域住民への価値提供を両立している。
- ②社屋を地域に開放し、本業と地域活動を同じ時間に、社員と住民が混然一体となって行う様子は圧巻。「お客様、地域、会社、自身の豊かさと幸せ」という個と全体の調和を目指す経営を体現している。
- ③地域課題の解決に企業が使命感を持って臨み、社員の積極的な行動で住民を巻き込み、自助・共助の輪を拡げながら地域の活力を引き出している。
- 受賞者の声
- 大里綜合管理株式会社 代表取締役会長 野老 真理子(2021年2月現在)
お客様も地域の人も働く仲間も、それぞれの持ち場で頑張る一人ひとりに光が当てられること。このような大きな賞を小さな会社がいただけたことに深く感謝申し上げます。仕事時間の4割を使ってボランティアしている会社なんてない!とよく言われてきました。しかし、私たちの地域であり私たちの日本・地球が抱える課題解決の方法として、当たり前の働き方、行動であると未来の人が思っていただけるように励んでまいります。
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