第3回 受賞サービス
厚生労働大臣賞※審査員特別賞も併せて受賞
- サービス名
- 医師が患者と向き合う時間を創出
事前問診システム「AI問診ユビー」
- 事業者名
- Ubie株式会社(東京都)
- 業種
- 情報関連サービス
- 従業員数
- 77人(非正規含、発表時点)
- サービスの概要
- 医療従事者がより患者と向き合う世界をITの力で実現することを目指し、医師が症状や病歴を患者に質問する問診をITとAIによって代替・補完するサービス。従来の紙の問診票でなく、タブレットやスマートフォンを使用し、自動生成される質問のやりとりを通じて得られた回答結果を滑らかな日本語で作成。診察室などの電子カルテから確認、記載を可能にした。お薬手帳や紹介状もOCR機能でテキスト化し、転記を簡便にさせている。
- 特に評価されたポイント
-
- ①5万本の論文や専門的知見をもとに、医師の問診にかかる知識とノウハウをAI化。待ち時間を活用した問診プロセス革新によって、外来問診に要する時間を約1/3に減らす効果を確認。(1問診あたり約6分削減)
- ②問診に要する時間の削減により、医師と患者が目と目を合わせてやり取りする時間が増え、患者満足度が向上するとともに、患者回転率の向上も実現している。
- ③全国約200施設の医療機関で導入。臨床現場における医師の意見を即座に反映し、進化するエコシステムを確立している。新型コロナへの対応も行い、COVID-19トリアージ(症状度合の振分け)機能を拡充。
- 受賞者の声
- Ubie株式会社 共同代表取締役 医師 阿部 吉倫(2021年2月現在)
このたびは名誉ある賞をいただき、大変光栄に存じます。連日の報道のとおり、コロナ禍のいま、医療従事者のみなさまの業務負荷は平時以上に大きくなっており、医療業務の効率化はもはや社会全体で取り組むべき喫緊の課題です。厚生労働省も推進されている「医師等の働き方改革」実現に向け、患者と医療をつなぐ一助としてのプラットフォームとなれるよう、社員一同今後も邁進してまいります。
※掲載写真は本賞に関係のない使用目的での2次利用を固く禁じます