第5回 受賞サービス
地方創生大臣賞
- サービス名
- 2024年1月1日能登半島地震 災害でも医療を止めないレジリエンス力
- 事業者名
- 社会医療法人財団董仙会(けいじゅヘルスケアシステム)(石川県)
- 従業員数
- 1,200人(非正規含、発表時点)
- サービスの
概要と特徴 - 災害時には平時以上の対応を求められる医療介護の本質的な課題と向き合い、「医療の継続」という価値実現に向け、水・電気の確保や設備の復旧等を含む災害対応を、BCM(事業継続マネジメント)およびBCP(有事の際の事業継続計画)にまとめ、平時より備えを徹底。能登半島地震発生時、地域で唯一医療を継続しレジリエンス力を発揮した災害時医療介護サービスと呼ぶべき貴重な成功事例である。
- 特に評価されたポイント
-
- ①あらゆる災害を想定した平時の備え:「いつものBCM/もしものBCP」を合言葉に、様々な災害への対応を「董仙会BCM」(レッドブック)にまとめ、独自のE-learning教材で職員教育を徹底。設備管理会社を交えた会議を毎週行い、地震発生時の施設の迅速な仮復旧やライフラインの確保につなげた。
- ②発災時にレジリエンス力を発揮したサービス提供体制:災害発生時、直ちにBCPで定めた危機管理統括本部を設営し、DXの活用で情報の一元管理と指揮命令系統の一本化を図り、被災者でもある職員の働く環境を迅速に整備。寄せられた応援コメントを力に変えて手厚いサービス提供を行った。
- ③国土強靭化に資するサービス:全国の医療・介護施設の災害対応モデルとして広まることが期待される。
- 受賞者の声
- 社会医療法人財団董仙会 理事長 神野 正博
「備えよ常に」を信条に、万全の準備とチーム力で震災時も医療を止めることなく地域と共に歩み続けました。この度の評価を誠に光栄に存じます。地域の安心と信頼のため、これからも挑戦を続けてまいります。
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